三重県知事への「災害時における障がい者への合理的配慮・支援の確立に向けた提言報告書」の提出
3月16日、三重県庁にて「災害時における障がい者への合理的配慮・支援の確立に向けた提言報告書」を提出しに知事を訪れました。
当研究所では、2011年5月に「災害時においても障がい者への合理的配慮が確立される三重をつくる研究会」を立ち上げ、当事者団体や有識者の方々とともに、年7回の研究会で議論を積み重ねてきた他、当事者を対象とした「防災に関するアンケート調査」を実施し、その調査結果から、三重県や関係機関に提言する内容を検討し、報告書を作成しました。
杉本ゆや三重県議会議員の紹介により提言書の提出を実現することができました。冒頭、杉本議員からご挨拶いただいた後、荒川哲郎さん(三重大学)から知事へ提言報告書を手渡し、脇田諭司さん(三重短期大学)から提言報告書の内容について説明をしました。
その後、各障がい当事者団体の方々から、知事へ災害時の合理的配慮や支援、福祉避難所の充実などについてご意見を述べていただき、知事からも災害への取組について心強いご意見をいただきました。
当日は、報道関係者の取材も多数あり、テレビや新聞などで、本講座の様子や内容を取り上げていただきました。
山本 征雄(社団法人 三重県身体障害者福祉連合会)
高鶴かほる(財団法人 三重県知的障害者育成会)
横山 美香(三重県自閉症協会)
松田 愼二(NPO法人 ピアサポートみえ)
赤塚 英昭(NPO法人 ピアサポートみえ)
名古 武生(登録512 ユニバーサルデザインアドバイザー)
名古 弘子(鈴鹿市聴覚障害者ピアカウンセラー)
森本おりえ(津市障がい者相談支援センター)
杉田 宏 (NPO法人 ステップワン)
山本 武之(NPO法人 三重県精神保健福祉会)
内田 順朗(社会福祉法人 三重県視覚障害者協会)
深川 誠子(社団法人 三重県聴覚障害者協会)
左波 順好(三重県教職員組合)
荒川 哲郎(三重大学)
脇田 愉司(三重短期大学)
柴田 啓文(四日市大学)
大谷 徹 (公益財団法人 反差別・人権研究所みえ)
川本 伸司(公益財団法人 反差別・人権研究所みえ)
松村 元樹(公益財団法人 反差別・人権研究所みえ)
順不同 敬称略 計19名
「災害時における障がい者への合理的配慮・支援の確立に向けた提言報告書」の概要版をホームページに紹介します。報告書の本冊については、当研究所事務局までお問い合わせください。
災害時における障がい者への合理的配慮・支援の確立に向けた提言―報告書―
もくじ
はじめに … P3
研究会設置の背景と経過
第一 現状と課題 (災害時における配慮・支援の基本的視点) … P4
1 障がい当事者のおかれている状況
2 東日本大震災から学ぶこと、これまでの阪神淡路大震災等災害時からの教訓
3 障がい者震災死亡率2倍に見る、機能していない「支援計画」
第二 障がい当事者に対するアンケート調査結果 … P7
2011年 防災に関するアンケート調査(要点)
【共通事項】
【各障がい分野に応じた内容】
第三 「あるべき姿」(今後の方向性)に向けたいくつかの提言 … P14
【具体的提言】
○「提言」―災害時の避難や支援方法の改善に向けて
○前提としてー災害の前に備えておくこと
○残された課題について
【参考資料】 … P20
・研究会メンバー
・研究会の議論の経過・開催内容
・アンケート調査結果の全文
・その他、参考資料
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編集・発行 「災害時においても障がい者への合理的配慮が確立される三重をつくる研究会」
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